自分が携わった車両に乗る人には、快適な乗り心地を感じてほしい

車両部 車両整備職

T.F.

電機職場
2021年入社/工業高校 卒

車両部 車両整備職T.F.

Reason for applying入社を決めた理由

ロマンスカーに関わる仕事が、
小さい頃からの夢だった

父が鉄道の業界で働いており、小さい頃から電車に関わる仕事への憧れがあったため就職するなら鉄道業界!と決めていました。その中でも小田急エンジニアリングを選んだ理由は、小学生の時に家族と箱根へ旅行に行った際、はじめて乗車したロマンスカーの記憶が鮮明に残っていたからです。快適な乗り心地と、子どもながらにそのかっこよさに心を奪われたことを思い出し、自分もこの車両の整備に携わってみたいと思いました。

Job role仕事内容

自分の整備が、車両に乗る人の
“安全・安心・快適な乗り心地”を
決める

現在は車両部で、車両に搭載されている装置の分解、整備、組み立て、調整、試験の実施を行っています。車両部が担当する範囲は、車両に電気を通すためのパンダグラフやドアの開閉装置、台車部品、クーラー、モーター、オイルダンパーなど多岐にわたります。その中で、私は主にモーターやユニットブレーキの班で仕事を行っています。また、整備を行う際、点検で傷などを発見すると第一発見者が責任を持って、発見時の状態などを上司や発注元の担当者へ報告し、必要により部品メーカーにも説明することもあります。特にブレーキ装置は、お客様や乗務員の方の命を預かる部分のため、点検整備の際は緊張感を持って念入りに行います。お客様が安全・安心、快適に利用できる当たり前を守れるように、日頃から意識して車両整備を行うことがこの仕事の使命です。

車両部 車両整備職T.F.

Motivation仕事のやりがい・面白さ

整備だけではない、
さまざまな業務を通して
実感するやりがい

車両部は担当する装置ごとに班が分かれていますが、人によっては2〜3年を周期に担当の班が変わるため、電車を構成するあらゆる装置に触れることができ、常に学びがあります。さらに、車両の整備はもちろんのこと、“レトロ部品の販売”などさまざまな業務に携われるというところも車両部ならではの面白さです。レトロ部品とは、廃車にする電車の部品を取り外し、子どもたちや電車ファンの方向けに販売を行うことで、商品として再利用する小田急エンジニアリングの取り組みです。商品の企画から販売までを車両部が担っており、手を挙げればレトロ部品に付加価値を付けた商品開発や車両イベントにも参加できます。商品が売れると、自分たちが携わっている小田急の電車を愛してくれる人がいることを実感でき、やりがいに繋がっています。

車両部 車両整備職T.F.

Growth仕事の苦労と成長できたこと

自分なりのやり方を
模索していくことで得られる、
成長がある

1年目は電車に関する知識が少なく装置部品や道具の名称、作業手順など覚えることが多いため大変ですが、作業はそれぞれの装置ごとに手順書があるため、そのやり方を先輩に一から教えてもらいながら業務を行っていきます。2年目では作業を一通り経験し、自分でできることが増えてくると、「基本をおさえた上で作業を工夫して、自分のやり方を模索してごらん」と先輩の方から新しい作業手順や手法の考案を後押ししてくれる風土があります。どのように作業したら早く、安全に、確実にできるのか、自分なりに考えたやり方を先輩や上司に提案して認められると嬉しいですし、作業の効率アップが顕著に表れるため、日々自分の成長を感じることができます。

車両部 車両整備職T.F.

My engineわたしのエンジン

車両部 車両整備職T.F.

自慢の先輩たちを目標に
仕事をすること!

各装置の整備は工程により期限が決められていますが、先輩方の手際の良さについていくために焦り、新人の時は立て続けにミスをしてしまったことがあります。そんな時でも、先輩方はミスに対して責めることはなく、「慌てなくていいよ、その場合はこういう方がいい」と丁寧にやり方を指導してくださいました。もちろん危ない作業を行ってしまった時は注意されることもありますが、むしろ見守ってくれている安心感があります。いつもお世話になっている自慢の先輩たちの役に立てるよう、1日でも早く追いつくこと、そしていつかは追い抜くことが今の目標です!

Daily routine仕事の流れ

日勤の流れの図

Message学生に向けて

鉄道インフラへの
貢献に興味があれば、
経験の有無は必要なし!

私自身、入社当時は電車の構造を全く知らない状態でした。しかし、優しい先輩、上司に教えてもらいながら車両整備の知識と経験が増えていくたびに、だんだんと仕事が楽しくなっていきました。経験の有無は関係ありません!鉄道インフラに貢献したいと少しでも興味がある方は、ぜひ小田急エンジニアリングでの仕事に挑戦してみませんか?その時は、全力でサポートしていきたいと思います!