電気×軌道×車両×設計座談会

小田急エンジニアリングで働く魅力はどこにあるのでしょうか?
成長できることや、会社の未来を担う若手に期待することなどを長年活躍するベテラン社員4名に語ってもらいました。

電気×軌道×車両×設計座談会

Member

  • A.K.

    設計・コンサルティング部
    部長 兼 課長(土木設計担当)

    A.K.

    2005年入社/
    工学部 土木工学科 卒

    Career

    2005年に他設計コンサルタント会社から小田急エンジニアリングへ入社。設計・コンサルティング部に配属後は鉄道構造物の設計、鉄道および道路構造物の健全度調査、設計に伴う各種調査や検証などに携わり現在に至る。

  • T.F.

    軌道部
    喜多見軌道工事事務所 所長

    T.F.

    1999年入社/
    建築学科(専門学校) 卒

    Career

    建築工事の経験を培ったのち、区画整備や造成などの土木工事に従事。
    小田急エンジニアリングに入社後、これまでの経験を活かし軌道部にてさまざまな軌道工事に従事し現在に至る。

  • M.Y.

    車両部
    大野事業所 電機職場 職場長

    M.Y.

    1993年入社/
    ヘリコプター整備科(専門学校) 卒

    Career

    車両部の電機職場に配属後、主に電動発電機やモーターの整備に携わる。その後、車輪削正や車体の内装整備、空調装置などを担当し、さまざまな職場や班の異動を経て経験を積み、2014年に小田急電鉄へ出向。2017年に復職し、工事・検査職場で事務職として従事。2022年より電機職場にて現職。

  • A.N.

    電気部 統括工事所 副統括所長 兼
    テクニカルグループ長

    A.N.

    2000年入社/
    普通科(高校) 卒

    Career

    電気部のテクニカルグループに配属後、主に鉄道営業線内の電気関係の補修、メンテナンスに携わる。

小田急エンジニアリングの
仕事について

本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。
皆さんは長年小田急エンジニアリングで働いてこられていると思いますが、
そのモチベーションとなっているものを教えてください。

  • A.K. 設計・コンサルティング部

    私は駅構内の構造物の設計や補強設計を行っていますが、通勤で小田急線を利用していることもあり、駅を利用している人たちへの貢献が目で見て分かるという点がモチベーションにつながっていますね。

  • そうですね!私たち軌道部の仕事も、小田急線の線路を小田急電鉄と一緒になって守っているという使命感を感じています。そこは小田急エンジニアリングで働く魅力だと思います。

    T.F. 軌道部

  • M.Y. 車両部

    私の場合も同じです。自分たちが整備した車両が故障することなく定時で運行されて、お客様の生活インフラを支えているという点にやりがいを感じますね。普段電車に乗っていても、職業柄不具合がないか気になって見てしまうので、通常通りに動いているのを見ると安心します。

  • わかります。小田急線も電車という乗り物も、身近な存在である分やりがいも大きいですよね。A.N.さん(電気部)はどう思いますか?

    T.F. 軌道部

  • A.N. 電気部

    私の場合、小田急電鉄のグループという安定した基盤があるということも魅力ですね。定期的に長期休暇を取得することもできるので、旅行に出かけて仕事へのやる気を蓄えています。

  • 小田急の看板があるので責任も大きい一方、それがやりがいや安心感を持って働けるモチベーションにつながっているという点では各事業部に共通していますね!

    A.K. 設計・コンサルティング部

電気×軌道×車両×設計座談会の写真

電気×軌道×車両×設計座談会の写真

小田急エンジニアリングで
成長できること

ご自身のこれまでのキャリアを振り返って成長できたと感じることを教えてください。

  • M.Y. 車両部

    私は職場長に昇格したというところで、キャリアを通して成長してきたことが認めてもらえたのだと実感しています。車両部の中でもモーター班やクーラー班などさまざまな班を担当し、小田急電鉄へ出向などもさせてもらいました。その経験があったからこそ、過去に新しい装置を任された時も、検修方法や試験装置の対応方法を手探りながら確立していくことができたのだと思います。今では部下に聞かれたことは大体応えられるようになっているので、着実に成長してこられたと考えています。

  • 私も小田急電鉄から指名を受けて工事を任されたり、部下から頼られたりすると嬉しいですし、自身の成長を感じます。一方で、何年経験を積んでも、直面している一つひとつの現場に誠心誠意取り組んでいくという基本姿勢は変わりません。強いて言うなら、先を見据えたペース配分が上手くなったことや、より良い仕事をしようと心がけるような意識は、これまでの経験を通じて得られたことだと思っています。

    T.F. 軌道部

  • A.N. 電気部

    私も同じく仲間や部下に頼られるということで、チーム全体を意識して行動できるようになったところが成長できたと感じますね。私が所属する電気部のテクニカルグループは、全ての現場でチーム一丸となって業務を遂行していきます。だからこそ、決められた時間の中で効率やその人の能力を鑑みて作業工程の計画を立てることを意識することが大事なんです。

  • なるほど!私の場合「小田急」に見合う仕事ができてきたと感じられるようになったことが自身の成長だと思っています。一般的な設計コンサルの会社だと幅広い会社を担当するため自分の仕事の実態を感じづらいのですが、当社は小田急の業務を多く受けているということもあって成果が見えやすい環境です。入社当初はその看板が大きすぎると感じたこともありましたが、今は貢献できていることに誇りを感じながら働けているので、技術面、精神面の両方で成長を感じていますね。

    A.K. 設計・コンサルティング部

電気×軌道×車両×設計座談会の写真

電気×軌道×車両×設計座談会の写真

小田急エンジニアリングの
これから

今後会社としてどのような成長が求められると思いますか?
若手を育てていく観点で、ご自身の目標もあわせて教えてください。

  • A.N. 電気部

    電気事業のニーズが拡大していることもあり、今後はより人手を増やし技術を継承していくことが重要だと思っています。特に、テクニカルグループでは自分自身の手で作業する確かな技術力が身に付くため、言うなれば限られた人にしかできない仕事です。そのやりがいを若い世代に伝えていきたいですね。
    自身の今後の目標は、その第一歩としてまず“後輩を信頼して任せる姿勢”で若手を育てられる環境づくりを目指していきたいと思っています。

  • 同感です。ただ、ベテラン社員が若手社員に丁寧に技術の継承を行う一方で、若い世代には単純に人から聞いてそのまま近道を模索するのではなく、自分なりに考えて道筋を立てることが大切だということも伝えたいですね。人からの指示を待つのではなく、自分で発信、行動をすること。そうした努力が、ゆくゆくは自分のスキルにつながると思います。
    私自身、所長という立場になっても日々勉強だと思っています。部下に聞かれたことには何でもすぐに答えられるように、より周りから頼られる上司であるために、今後も精進していきたいですね。

    T.F. 軌道部

  • A.K. 設計・コンサルティング部

    そうですね。私も、会社として仕事のやり方を柔軟に変化させ、良いと思われる施策は試験的に導入できる環境を整えていきたいと思っています。
    今の時代は何かと即戦力が叫ばれ失敗を許してもらえない風潮にありますが、失敗があるからこそ教訓にもなり改善にもなると考えています。問題の無い範囲で、部下が失敗しながら学べる組織をつくってあげたいと思いますね。

  • これから会社が永続的に成長していくためには、今の仕事を確実に実施していった上で、その技術力により新たな業務を請負って行く必要があると思います。
    若手には最初から難度の高い作業はできないと理解した上で、簡単なことから積み上げていくことで少しずつできることを増やしていけるように指導していきたいと思います。

    M.Y. 車両部

ベテラン社員の皆様、
お忙しい中ありがとうございました!

電気×軌道×車両×設計座談会の写真

電気×軌道×車両×設計座談会の写真

Column

印象に残っている工事

  • A.K. 設計・コンサルティング部

    2020年
    河川改修工事に伴う久野川橋梁架替設計
    現在工事中でありますが、橋梁の設計に加えて工事のための仮設時の線形設計も実施しました。工事期間中の仮設線路の施工は当夜の作業で行う必要があり、はじめての経験だったため進め方には不安がありました。無事に施工が完了した時はホッとしました。

  • 2008~2009年
    小田急小田原線の和泉多摩川駅~向ヶ丘遊園駅間改良工事
    多摩川に架かる多摩川橋梁の架け替え、複々線化の軌道新設と線路切替作業を行う工事です。配属後、はじめて主担当として携わった工事で慣れないことも多く、試行錯誤しつつ工事に挑みました。上司や先輩方、協力会社の職長や作業員の方々など、総勢160名が団結して協力してくれたおかげで、最終的に当初の想定より余裕をもって作業を終えることができました。終えた後は卒倒しそうなくらいの安堵とともに、大きな達成感がありました。

    T.F. 軌道部

  • M.Y. 車両部

    2008年
    特急ロマンスカー50000形(VSE)の初回定期点検
    当時は室内機を担当する機器班に所属しており、特急ロマンスカー50000形(VSE)の室内機は、これまで経験のない特殊なタイプのものでした。洗浄するためには室内機を車体から取り外さなければならず、はじめてのケースに作業は難航しました。なんとか室内機を取り外し、点検期日内に洗浄整備して設置することに成功。手法を模索し、徐々に迅速かつ丁寧に効率よく作業ができるようなったという意味で、自分たちで整備方法を確立した案件になりました。

  • 日々の電線路工事 私が入社したての当時は現在のように軌陸車や資材が少なかったため、手作業で行うことが多く大変でした。しかし、この時の経験が今の技術や知識の基礎になっていると考えると大事な時期だったと感じています。日々行う一つひとつの工事が重要であり、鉄道を守っているというやりがいを実感しています。

    A.N. 電気部

人材育成・研修制度へ